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#99「ためらうな」
・大喜が千夏に帰ったら話したいことがあるとlineで伝える。そして千夏赤面。
・菖蒲と笠原がくっつく?くっつかない?なフラグがあったりなかったり。
~こたつで紅白を見ながら、毎年と同じ大晦日をつまらなそうに過ごしている大喜
千夏と過ごした日々を思い出しながら、もしかしたらそんな思い出は夢だったんじゃないかと考えている。
大喜[あれ以来話せていない…..]
大喜[明けましておめでとうと伝えよう。それで…..]
そんなことを考えていると、大喜の母が千夏が含まれているグループラインに先に”明けましておめでとう”のあいさつをされてしまう。
大喜[なんで!先に送るかね!]
大喜[グループで送ったら個人のメッセージきがひけるじゃんひけるじゃん!]
心のなかで叫ぶ、大喜
そんなことを思っているとバト部の先輩から初詣に誘いが来る。
すぐに初詣先に向かう大喜。
するとそこには、針生、笠原、蝶野、菖蒲、そして菖蒲の姉で、針生の彼女でもある花恋も大喜を待っていた。
花恋カレン(すごい美人で芸能活動をしていて、針生先輩の彼女)に大喜があいさつをする。
大喜「花恋さんお久しぶりです。」
花恋「なんだか背伸びた?心なしか男らしくなってるよ」
そう言われて、照れる大喜
バツの悪そうにする針生。
ほらほら、早く初詣に行こう!そんな掛け声を出すのはお調子者のバド部先輩の西田。
移動しかけたとき、菖蒲(ツインテールの恋愛体質のバト部マネージャー)が飲み物を買いたいとみんなに伝える。
菖蒲「寒くて、寒くて,,,,」
そう言いながら、自販機に近寄る。
すると、後ろから笠原(髪型がセンター分けの眼鏡でとても察しが良い良い子)が声をかける。
笠原「奢るよ」
菖蒲「なんで…..?」
笠原「クリスマスの時のクッキー弟たち喜んでたから、お礼しようと思ったんだ」
キョトンとする菖蒲。
そんなやり取りをしながら、年の瀬に初詣をしたくて集まる人込みをかき分けながら、やっとの思いで境内にはいり、大喜がお参りを始める。
手を二つ叩き、合わせて、目を閉じて祈る大喜。
大喜[どうか、目標に真っ直ぐに突き進める一年になりますように]
初詣の後、皆でおみくじを引くことになる。
大喜が”大凶”を引いてしまい、絶望する。
大喜「大吉引いてやる!!」
2回目は”吉”3回目は”末吉”、すると4回目で”大吉”を引き当てる。
喜ぶ大喜。
おみくじの恋愛を占う項目には一言、”ためらうな”と書かれていた。
その後、屋台を見て回ることになったが、大喜が一人はぐれてしまう。
大喜[はぐれた…..先輩たち後ろ振り向かないタイプだから…..]
そんな時、別場所で花恋が千夏にビデオ通話する。またタイミング悪く大喜がいない場で。
花恋「あけおめー」
千夏「いきなりビデオ通話かけてこないでよ」
花恋「やっぱり新年のあいさつは顔をみてしないととおもってぇ」
花恋「いまみんなで初詣来ててさ、ほら…..」
振り向くと誰も付いてきていない
花恋「あれ?」
針生「大喜ならさっきからいないぞ」
花恋[せっかく顔みせてあげようと…..]
そんなことを考えている花恋、大喜がいないことを知ると少しだけ寂しそうにする千夏。
おみくじとか引いた?そんな大晦日らしい会話を千夏と花恋でしていると、
千夏側の携帯で通知音が鳴る。それを聞き、気をつかう花恋。
花恋「忙しい?かけなおそうか?」
花恋が言いかけると、千夏がメッセージをひらく、大喜からだった。
途端にハッと嬉しそうな表情になる千夏。
大喜からのメッセージには”帰ったらお時間いただけませんか?話したいことがあります”
そう書かれていた。
—————-以下感想
クライマックスは年明けにライジン!!
次は記念すべき100話目!!
#98「年の瀬」
・大喜は自分の気持ちを伝えようとするが、入れ違いで実家に帰ってしまう千夏。
千夏達は3回戦に優勝候補のチームと当たってしまい、敗北してしまった。
千夏自身、悔しさも成長も感じれる試合の後に、クリスマスでの”あのハグの意味は?”なんて聞けないでいる、大喜。
~クリスマスイヴの夜も終わり、年末の空気感が漂う中、自宅で千夏と大貴の母が会話している。
大喜母「ご両親20時に日本到着するのよね?」
千夏「はい、なので18時には迎えに行こうかと」
食パンを頬張りながら千夏が答える。
大喜母「その後、長野のおじいちゃん家にいくんだっけ?明日から年始まで、私たちは少し寂しい年越しね」
千夏「そんな、そんな」
謙遜する千夏。
すると寝ぼけながら大喜が起きてくる。
大喜「おはよ…..」
寝ぐせで起きてきた大喜にシャッキとしなさいと小言を言われる大喜。
千夏と顔を合わせたとたんにクリスマスの思い出がよみがえり、照れてしまい。思うように話せない大喜。
大喜「頭洗ってくる!」
大喜[どんな顔すればいいんだぁ!!!]
◆
◆
◆
~場面は年末の体育館で大掃除している場面に変わる。
先輩A「大喜あっちの方は終わったから、ほか手伝ってやって」
大喜「了解です!」
普段通りの体育館の風景があまりに自然すぎてあの日のことが夢だったのではと思ってしまう。
クリスマスツリーを片づけている先輩に大喜が呟く。
大喜「それ一年中飾っておきません?」
何を言ってるんだという顔をされる大喜。
大喜[あのイヴの日と同じ空間とは思えない…..]
すると目の前に備品整備をしている千夏が現れる。
大喜[ほら、千夏先輩は普通だ、ハグなんてなかったみたいに…..]
そんなことを考えている大喜と千夏がふとした拍子で肩と肩が少しだけ触れる。
大喜「すみませんっ!」
顔を真っ赤にして必要以上に千夏を意識してしまう。
千夏「ううん、平気」
大喜「すみません…..」
気まずい沈黙が流れる。そのあと千夏が話しかける。
千夏「この前の、もしかして、イヤだった?」
少し頬を赤らめて聞く千夏。
嫌なわけない!
大喜「俺はっ—」
話し出す前に空気を読まず、先輩が大きな声でドアを開けながら入ってきて叫ぶ。
先輩B「差し入れにジュースくれるって!!!」
そこからその話しはできない、ふたり。
大喜[そんなわけない、違う…..]
顔を真っ赤にする。
そんな表情をしている大喜を見つけてしまう、蝶野(大喜が好きで,すでに告白している新体操部の可愛い子)
何かを察したのかムッとする。
◆
◆
◆
体育館の大掃除が終わり、先輩の誘いも乗らずに全速力で帰宅する大喜。
大喜「お先失礼しますっ!!」
走り出す大喜。
大喜[ちゃんと話さなきゃ]
大喜[イヤじゃないって、嬉しかったって]
大喜[だって、好きな人にハグされるなんて初めてだから]
大喜[頭の中あの瞬間のことでいっぱいで、でも、これは直接伝えないと!]
肩で息をしながら帰宅する大喜。
大喜「ただいまっ!」
大喜母「どうしたの?そんなに慌てて…..」
大貴「千夏先輩は?」
大喜母「もう行ったわよ、ご両親の飛行機が早まったみたいでさっきお父さんが送って行ったわ」
それを聞いて膝から崩れ落ちる。
大貴「なんでだよぉぉぉぉ…..!!」
何だこの子は?おかしくなったのかと心配する大喜母。
大喜「なんでこう…..」
年明けまで会えなくなってしまった、大喜と千夏。
—————-以下感想
合えない時間が愛育てる感じですね、わかります。
もしくは、ここから蝶野さんのターンですよね?
#97「おかしくなった?」
・大喜は抱きしめられて、頭の中グルグル。
・そして夢佳に大喜がチキンタツタ認定される。
~前回大喜を抱きしめている千夏、頬を赤らめている大喜、それ以上に赤らむ千夏
千夏「ありがとう」
そっと離れる。
大喜「いえ」
大喜「あの、千夏先輩…..」
千夏「そろそろいこうか」
大喜「えっ」
そう言って体育館を後にする千夏。
大喜[なんだよ、今の]
ぐるぐると千夏のことを考える大喜。
大喜[夢佳さんと仲直りしたから感極まって?それとも,,,,]
クリスマスイヴの雰囲気のまま学校は夜が更けていく。
~次の日の土曜日、11時過ぎに目が覚めた大喜が時間を見てすぐさま飛び起きる。
大喜「母さん!千夏先輩は?」
大喜母「とっくに行ったわよ。二回戦、13時からだって」
大喜「そっか」
そして午後から大喜も練習のため学校に行く支度をする。
大喜は昨日の千夏との出来事を考え始めて、上半身をぐらぐらさせて変な動きをしている。
大喜[またこのこと考えてるーーーー!!]
すると、突然髪の毛をバッサリと短くした夢佳が話しかけてくる。
夢佳「歯以外にもおかしくなった?」
大喜「夢佳さん、髪…..」
夢佳「バスケするのには邪魔でさ」
夢佳「ブランクあるけど、うちの高校のバスケ部に入れてもらおうと思って」
大喜「そうなんですね」
夢佳「これからはナツが目標だと思うと、気合い入れないとね」
夢佳「だから、ナツが私みたく時間をロスしないように、ちゃんと支えてあげてよ?」
夢佳「彼氏なんだからさ」
キョトンとする大喜
一転、頬を赤らめて返事をする。
大喜「付き合ってませんよ!」
大喜「それは夢佳さんの勘違いで…..」
夢佳「はぁ?」
夢佳「じゃあ君ナツの彼氏でもないのに、あんな口出ししてヘトヘトになりながらチケット届けにきたの?」
夢佳「ナツに好意はあるんだよね」
大喜「あの…..」
夢佳「まさかフラれた?」
大喜「いやまだ、伝えては…..」
夢佳「とんだチキンタツタ野郎ね」
大喜「タツタ?なぜ?」
夢佳「まぁでもナツ掴みどころないから…..私も恋愛は興味ないと思ってたし」
大喜「そうなんですよ」
夢佳「何言い訳してんの?」
夢佳「好きは最強の感情なんだよ」
—————-以下感想
夢佳さんマジ良い姉さん
#96「クリスマスイヴ」
・千夏は大喜が松岡とのシャトルラン勝負で勝って試合のチケット手に入れたことを知る。
・大喜を見つけた千夏は頬を赤らめながら大喜にお礼を言って優しく抱きしめる。
~試合を終えて帰宅する千夏の場面から始まる。
千夏「ただいま、帰りました」
玄関に大喜の靴がないことをみて大喜がまだ帰っていないことを確認する。
大喜母「おかえり、まず一勝おめでー」
言いかけると千夏がすぐさま出かけてしまった玄関を見る。
大喜母「あらー?コンビニでも行ったのかしら」
千夏が小走りで学校まで大喜を探しに行く。
到着した学校は軽音楽部がジングルベル演奏しているようで、まさにクリスマスイヴ一色になっている。
男バド部先輩「あれぇ?鹿野さんじゃーん?」
クリスマスイヴの空気を前面に出しながら大喜の先輩が千夏に話しかける。
千夏「ちょっと忘れ物をとりに、」
男バド部先輩「そういや、鹿野さんの試合大喜の友達来てた?」
千夏「え?」
男バド部先輩「チケット上げるって言ってたけど」
そこで、大喜はバスケ部松岡とシャトルランで勝負してどうにかこうにかつかみ取ったチケットであることを男バド部先輩から聞かされる。
そしてすぐさま大喜を探しに行く千夏
下駄箱を通り過ぎ、体育館近くを見に行くとクリスマスソングを歌いながら、楽しそうにクリスマスツリーを一人で飾り付けている大喜を見つける。
そんな大喜を見つけて、少し頬を赤らめる千夏。
大喜「ひょわ!!」
千夏を見つけて、むちゃくちゃビックリする大喜
大喜「びっっくりした!」
大喜「おどろかさないでくださいよ」
千夏「ごめん」
そう言って微笑む千夏。
大喜「ってか!なんでここにいるんですか!試合は—-」
千夏「うん、一回戦突破したよ」
大喜「おめでとうございます。」
千夏「ありがとう」
千夏「それから、チケットもありがとう」
そんなことを話しながら、大喜の横にしゃがみ込む千夏。
そしてまっすぐ大喜のことを見つめる。
千夏「おかげで夢佳と仲直りできたよ。」
千夏「チケット手に入れるのに、たくさん走ってくれたんだってね」
大貴「えっ」
大貴[だれか余計なことをーーっ]
そう心の中でつぶやきながら、内心あせる大喜。
千夏「私ね、ずっと気づいてたの夢佳がなにかに悩んでるって」
千夏「だけど、本人が話さないからって、何も言わなかった」
千夏「それを、すごく後悔してた」
千夏「その苦しい後悔を今日少し受け入れられたから」
千夏「だから、大喜くんには本当に、本当にありがとう」
心からのお礼を言われて、照れてしまう大喜。
大喜「そんな、お礼なんて…..」
大喜「千夏先輩が夢佳さんからいろんな影響を受けたみたいに、俺も千夏先輩から影響受けているので、そのお返しをしたまでです。」
そう言って微笑む大喜
少しだけ、沈黙が起きた後、クリスマスツリーからまあるい飾りが落ちる。
すると互いにそれを拾い上げて、ほんの少しだけふたりの手が触れる。
千夏が頬を赤くして大喜を見つめて話し出す。
千夏「ごめん、ちょっとだけ、ギュッとさせて」
そう言って千夏は大喜のことを優しく抱きしめる。クリスマスイヴの夜に…..
—————-以下感想
センターカラーの千夏先輩のカラー絵がかわいすぎるから見てほしい。
最新10巻5/2(火)発売!
#95「戻って来たよ」
・なんとなくわだかまりがあった、夢佳と千夏が大貴のおかげで仲直りする。
・千夏の試合終わりの後、クリスマスイヴに友達の誘いを蹴って、先に帰る千夏。
千夏が属する、栄明高校が初戦突破しトーナメント表に次戦に続く線が引かれる。
千夏は息を弾ませながら試合を観戦していた夢佳に駆け寄る。
千夏「夢佳、なんでここにいるの…..?」
夢佳「あの男バドの1年生にチケットもらったの」
夢佳「初戦突破おめでとう、いい試合だったね」
夢佳「ごめんね、前さぼってるみたいな言い方して」
夢佳「私の視野が狭いだけだった」
千夏「私もごめん」
千夏「思っていること何も言わないのは、私も同じだった…..」
千夏「私、夢佳ともっと一緒にバスケしたかったよ。バスケやめてほしくなかった」
千夏「やめる前に相談してほしかった、そしたら…..もっと…..」
そう言ってボロボロと涙をこぼす千夏。
夢佳「なんで、泣いているの…..」
そう言って夢佳も泣いてしまう。
千夏「夢佳だって。」
夢佳「私もナツともっとバスケしたかった。」
互いにぐちゃぐちゃに泣きあっている中、二人の共通の友達がそれを見ておどろく。
友達「なんで号泣してんの!?」
夢佳と千夏「だってナツ/夢佳が」
ふたりが声を揃えて友達に答える。
友達「だってって、あんたら子供か」
つっこみを入れる友達。
そう言われて、千夏と夢佳が目くばせをして互いに笑いあう。
瞬間、あの頃の記憶がよみがえる。
夢佳[好きは最強、好きこそものの上手になれって以上に、自分には大切なものがあるという]
夢佳[強さをもつ、最大の自己肯定]
夢佳「ナツ、また一緒にバスケしよう」
そう言って千夏に微笑む夢佳、それに同じように微笑む千夏が、うん、と答える。
夢佳[お父さん、私パワー戻って来たよ。]
~その後、大喜が筋トレをしている体育館に場面が変わる。
男バドのマネージャーである、守屋菖蒲(ツインテールの恋愛体質のバト部マネージャー)がクリスマスという事で部員にクッキーを配っている。
守屋が笠原(髪型がセンター分けの眼鏡でとても察しが良い良い子)にクッキーを渡す。
守屋「はいっ、どーぞ」
笠原「多くない…..?」
守屋「妹さんたちの分!材料余ってたし、せっかくだから」
笠原「そんな、気をつかわなくていいのに」
守屋「気をつかったわけじゃないよ!そこはおとなしくお礼言ってよ!」
キョトンとした顔で守屋を見つめる笠原
笠原「ありがとうございます。」
守屋「よしっ!」
お礼を言われて上機嫌でそのほかの部員にもクッキーを配りに行く守屋、少しうれしそうな笠原。
すると、笠原は大喜を目で追ってしまっている、蝶野(大喜が好きで,すでに告白している新体操部の可愛い子)を見つける。
なんとなく、気持ちを察してしまうが何も話しかけない、笠原。
すると、大喜は千夏の試合のことを考えている。
大喜[もう試合終わってるよな]
大喜[結果だけでも…..]
そう考えていると男バドの先輩に首根っこをつかまれて筋トレに引きずられる。
先輩「さぁ筋トレするぞ!」
大喜「…..よしっ!やりますかっ!」
先輩「おっその意気だ!」
大喜[2人のことは気になるけど、せっかくのクリスマスイヴだ、俺も楽しまないと]
筋トレでクリスマスイヴを過ごす大喜の携帯がバックの中で鳴る。
千夏が大喜の携帯にかけているようである。
千夏は大喜が出てくれない携帯を見つめている試合終わりの会場に場面が変わる。
千夏は大喜が夢佳にチケットをゆずったことを考える。
すると、女バスの友達が千夏に話しかける。
友達「千夏、これからみんなでご飯行くって」
千夏「うん」
一瞬考える、千夏
千夏「ごめん、渚」
千夏「私、用事あるから帰るね」
友達「え?うん、、、わかった…..」
そう言って少しだけ頬が赤くなる千夏。
—————-以下感想
クリスマスイヴに用事があると言って先に帰る千夏、次号、センターカラー!気になります。
#94「2年か」
・夢佳が自分の試合を見ていたことに気づいた千夏が夢佳に向かって目と目で通じ合う。
~夢佳が千夏の試合を見る場面から始まる
夢佳[うまい…..ディフェンスは堅いし、攻めのプレーもできてる…..]
夢佳が千夏の成長を感じる。そして同時に2年という年月の重みを確認する。
夢佳[2年か…..]
夢佳[まだ2年か]
~そして、大喜が体育館で男達だけで筋トレをするという寂しいクリスマスをしている場面が変わる
大喜[夢佳さん、行ってくれたかな、千夏先輩には話した方が良かったかな、]
大喜[でも、もし行ってくれなかったら…..]
そんなことを考えながら歩いているとトナカイの仮装をした蝶野が重たそうな荷物が持てなくてプルプルしているのを見つける。
大喜「何そのトナカイ衣装…..」
蝶野「すこしでもクリスマス感出そうって新体操部は仮装しているんだよ」
大喜「動きづらくない?」
蝶野「あったかくていいよ」
そんな会話しながら大喜は蝶野が荷物を運ぶのを手伝う。
蝶野「こういうイベントは楽しんでいかないと!」
カラオケにプリクラにいくらでも楽しめると笑顔で大喜に話す。
蝶野「別に彼氏がいなくたって楽しめるんだから」
大喜「!!」
大喜「コメントしにくいんですが…..」
蝶野「せいぜい後悔しているんだねっ!」
蝶野が大喜を見つめて満面の笑みで答える。
蝶野「ここでいいよ。ありがとね」
大喜「雛っ」
大喜「守屋さんにマライアキャリー聴かせてやれよ」
蝶野「もちろんセトリに入ってるわ!」
そんな会話をして大喜から顔をそむけた蝶野はほんの少しだけ寂しそうな顔をする。
そして大喜は筋トレをするためにバト部のメンバーがいる中に帰っていく。
モブA「クリスマスイヴかぁーーーー!」
モブA「クリスマスどう過ごすかって何を大切にしてるか問われてる感じするよな」
モブA「恋人いるやつがにくいっ!!」
針生先輩(バトミントン部の一つ上の先輩大貴が目指すバト部のエース)「大喜も残念だったな少しでも一緒過ごしたかったろうに」
大喜「別に…..彼氏ってわけじゃないし、クリスマスに何て…..」
照れながら大喜が答える。
大喜「それに」
そう言って千夏先輩のことを考える大喜
大喜[千夏先輩にはもっと大事なことがある]
大喜「それに、何を大切にしてるかってことなら、試合ってのは大正解じゃないですか!」
あきれる針生先輩
大喜[願わくば、いいクリスマスイヴになるといいな、夢佳さんにとっても]
~そして夢佳が千夏の試合を見ている場面に変わる
夢佳が真剣に千夏の試合を応援する、過去自分自身が一生懸命にバスケに向き合っていた頃を思い出しながら、
夢佳「おしいっ!」
すると千夏にフリーでパスが回る、その瞬間夢佳は声高らかに叫ぶ。
夢佳「いけっ!ナツっ!」
即座に千夏はシュートを放ち、ボールはリングに吸い込まれる。
途端に湧き上がる歓声。
すると千夏は観客席にいる夢佳に気づく
見つめあう二人、驚いた顔の後、千夏は指を1の形にして掲げ、微笑む。
驚いた夢佳に千夏の声が届く。
千夏「一本っ!」
眼差しで何かが通じ合う二人。
—————-以下感想
セリフない感じで盛り上がるの良いよね。
#93「剝ぎ取っていかないと」
・蝶野がカラオケに大貴も誘うが断る、でもいい笑顔の蝶野
・夢佳が千夏の試合に迷っているのを夢佳の彼氏が背中を押す
・夢佳の彼氏が夢佳にやっぱバスケ好きなんじゃない?って諭す
12月24日が千夏の試合ウィンターカップが目前と迫った12月23日になったある日
周りはクリスマスムード一色に染まる。
大喜の友人である笠原(髪型がセンター分けの眼鏡でとても察しが良い良い子)と守屋(ツインテールの恋愛体質のバト部マネージャー)が会話している場面から始まる。
守屋「いつの間に12月23日?!?」
愕然としながら叫ぶ。
笠原「12月入った時も言ってたよ」
守屋「どうしよう!クリスマスに彼氏いないなんて小5ぶり?!やばくない?!」
笠原「マセすぎでは」
守屋「匡(キョウ)君も独り身でしょ?絶望しないの?」
笠原「しないけど、うちは毎年家族で過ごすから」
笠原「四人兄弟で料理とか準備するの大変なんだよ」
守屋「四人!?」
笠原「守屋さんも家族で過ごせば?」
守屋「うちの姉は毎年予定がありましてねぇー家族思いじゃないっ!」
そんなクリスマスについて何ともない会話していると蝶野雛(大喜が好きで,すでに告白している新体操部の可愛い子)が守屋に話しかけてくる
蝶野「菖蒲(アヤメ)ちゃん」
蝶野「明日の練習後みんなでカラオケ行こうって話してたんだけど一緒行こ?」
守屋菖蒲「雛ちゃん…..」
守屋「持つべきものは友達だよねーーーー!!」
そして蝶野に飛びつく。
その後、蝶野は何とはなしに大喜を横目で見つめてこう続ける。
蝶野「大喜も来る?」
蝶野「明日みんなでカラオケ行くんだけど」
一瞬の沈黙と守屋の驚く顔が映り、大喜が答える。
大喜「ごめん、先輩と追加練習する約束してて、男で筋トレ、イヴだとかで…..」
蝶野「そっか」
まっすぐ大喜を見つめて笑顔で答える。
蝶野「じゃ筋トレお化けはほっといて、パーっとやろー!!」
~そんな甘酸っぱい一幕が垣間見えると、千夏が属するバスケ部が円陣している場面に変わる
一同「明日のウィンターカップ気引き締めていくぞー!!」
モブA「女バスは明日試合か」
モブB「頑張れよー」
そんな声援が女バスに向けられる。
~夢佳と夢佳の彼氏が明日の予定を決めるためにファミレスで会話している場面に変わる。
宗助(夢佳の彼氏?)「明日13時集合でいい?」
13時は千夏のウィンターカップの試合が始まる時間。
夢佳「え?」
宗助「クリスマスデート」
夢佳がバツの悪そうに答えられないでいる。
夢佳「ちょっとお手洗いいってくる」
そう言って席を外す。すると夢佳の彼氏の宗助が試合のチケットを夢佳が持っていることを見つけてしまう。
戻ってきた夢佳、そしてそのチケットを見つめる宗助に気づいてしまう。
夢佳「それはっ…..」
宗助「明日の高校バスケのチケット?」
間髪入れずに彼氏は続ける。
宗助「行ってきなよ!」
宗助「これこの前の子の試合でしょ?デートは終わってからでいいからさ!」
あっけにとられている夢佳は席に座る。
宗助「小学校の頃の将来の夢って俺、サッカー選手だったんだ」
夢佳「知らなかった」
宗助「俺もすっかり忘れてた、諦めたというより、いつの間にかなくなってた」
宗助「けど夢佳はもっと明確に目標があってバスケをやってたからこそ、今どう接すればいいのか、戸惑っているように見える」
宗助「そういう時は余計なものを剝ぎ取っていかないと」
夢佳「ハギトル?」
宗助「生きていると、辛いこと、苦しいこととか張り付いてくるんだよ」
宗助「そういう一枚一枚を剝ぎ取って核を見るとさ、夢佳はバスケのことを好きなんじゃない?」
何かを思い出したのか、それとも宗助の言葉が響いたのか、夢佳は前髪を握りしめる。
宗助「あっ出た」
夢佳「えっ?」
宗助「夢佳思っていることを悟られたくない時、前髪クシャっとするよね?無意識?」
そんなやり取りが終わり、次の日、千夏の試合当日が訪れる。
~場面は試合会場で夢佳のモノローグが綴られる。
苦しいことばかりだ、しかもそれを平気でこなす人もいる、やめたっていい、無理をする必要はない
だけど
ときめきを忘れないで”好き”に自信をもって
それがあなたを最強にする。
そんなモノローグの背景に夢佳が戦う顔でユニフォームを着ている千夏を見つめてる。
—————-以下感想
始まる試合の盤外で夢佳は何を思うのか。。。
#92「つらい時には」
・シャトルラン対決でヘトヘトな大喜を見つけた千夏が大貴の汗を拭く!
・千夏が大貴に告白の一歩手前くらいの事を伝える。
大喜「チケットユメカさんにあげます」
汗だくでヘトヘトになりながらチケットを突きつける大貴
夢佳「あげるって…..君が行った方がいいんじゃない?そのほうがナツも喜ぶよ」
大喜「俺じゃダメなんです!」
大喜「バスケのことは夢佳さんじゃないと」
大喜「とにかくこのチケット苦労して入手したので無駄にしないでください!頼みましたよ!」
そう言って立ち去る大貴。
~場面が変わってシャトルラン対決に敗れてチケット取られた松岡が体育館で横になっている。
松岡がシャトルラン対決中、大貴との会話を思い出す…
松岡「そんなに必死になって誰にチケットをあげるの?」
大喜「夢佳さんですよ」
松岡「今更どうしたいの?”こっち側の人”に何か言われるの夢佳も辛いと思うけど」
大喜「たしかに、もうどうにもならないこともあると思います。」
大喜「でも千夏先輩にとって夢佳さんは過去じゃなくて一部で、俺が惹かれた千夏先輩は夢佳さんがいたからこそ、千夏先輩らしくて…」
大喜「そんな二人には仲良くしてほしい、俺のわがままです」
~夢佳と話した後帰宅する千夏。窓から杖を突きながらヨロヨロと帰ってくる大貴を見つける。
千夏「どうしたの?」
大喜「千夏先輩!!」
びっくりする大喜
千夏「部活はどうしたの?」
大喜「いや…ちょっと、野暮用がっ!」
汗だくの大喜の頬を見つめて、すっと自然にタオルを頬につける千夏。
またびっくりする大喜
大貴「!?! 何ですかっ!」
千夏「汗拭かないとまた風邪ひくよ」
大喜「これ先輩のタオル」
千夏「新しいやつだから安心して」
大喜「安心とかじゃ…..ヘックシュ!」
ほーらという顔をする千夏
大喜「言わんこっちゃないって顔やめてください」
千夏「大喜君には色々もらっているからね、たまにはお返ししないと」
微笑む大喜、そしてこう続ける。
大喜「次は何をくれるんですか?…..なんて」
ちょっとだけびっくりする千夏
そしてその表情をみて慌てる、大喜
焦りながらすぐにこう続ける。
大喜「冗談ですよ!そんなに考えないでください!」
大喜[俺だっていろんなものをもらってるし…..]
心の中でそう呟く。
千夏「じゃあ」
そう言って大喜をまっすぐ見る、そして少し微笑みながら
千夏「大喜君がつらい時は隣にいるよ」
そう大貴に伝えるともちろん照れてしまい、思わず千夏から目を逸らしてしまう大喜。
大喜「い…言いましたね、俺遠慮なく頼りますよ?」
千夏「いいよ。その時はライブでも海でもどこへでもお供しますよ」
—————-以下感想
つぼみが大きくなっていくぅ~
#91「最強の感情」
・夢佳が千夏を責めるのは、夢佳がバスケを続けれなかった感情の八つ当たり
・まさかの大喜がチケットを勝ち取り夢佳に託す
夢佳父「うまいな、さすが俺の娘だ」
夢佳(子供時代)「まぁね!」
夢佳と夢佳父が子供時代に公園でバスケをしているであろう回想から始まる。
夢佳父「夢佳バスケは好きか?」
夢佳「とーぜんでしょ!」
夢佳父「いいか夢佳、その気持ちを大切にしろよ?」
夢佳父「好きって気持ちは最強な感情なんだからな」
~先週より引き続き千夏と夢佳が会話するシーンに戻る。
千夏「ごめん、邪魔した」
そういって千夏が立ち去ってしまう。
そして、その言葉に夢佳が心の中で自問自答してく
夢佳[わかってる、全部私の押し付け]
夢佳[バスケを続けなかったのは私の八つ当たり]
~そこから夢佳中学時代の回想が始まる。
夢佳のバスケの試合を見ていた観客達が夢佳のプレーを見て会話する。
A「へぇあの子、一年生なのにメンバーなんだ、」
B「小学生の時有名な選手で、推薦で入ったらしいよ」
A「それは、すごいわねぇ」
A「でも、そうは見えないわね」
夢佳はベンチに下げられ、さらには、周りのプレーについていけずに肩で息をしている。
夢佳[くそっ!奢っていたわけではないけど、食らいつくのでやっとだ…..]
夢佳「小学生の”天才”なんて通用しない…..」
監督「木戸」
ヘトヘトの夢佳に当時の監督であろう人間が話しかける。
監督「次期待してるからな」
夢佳「…..はい」
夢佳[そうだこれからうまくなればいい、ナツみたいに沢山練習すればいい…..]
そこから夢佳が沢山努力したであろう場面がセリフなく描かれる。
口の中に血の味が広がるまで、手から水分が消えるまで、心臓が脈打ち過ぎて敗れるまで…..
それは徐々に蝕んでいく
夢佳「ただいま」
家に帰宅した夢佳
すると隣越しで何やら両親がケンカしている様子
それを一瞥して、すぐに家をでてランニングに出かける夢佳
夢佳[しょうがない]
夢佳[気持ちは変化するものだから]
夢佳[…..お父さん、私もパワーがなくなって来たのを感じるよ、でも大丈夫、今は練習の辛さに引っ張られているだけ。]
夢佳[また、力は戻ってくるよね]
~そして、千夏と夢佳が一緒にバスケを通じて心ひとつにしていた時間に場面が変わる
夢佳[ナツにはばれないようにしないと、私のようにネガティブな感情を持たれたら嫌だから]
夢佳[ナツはバスケが好きだから…..]
~ある日の中学時代に千夏と夢佳がバスケの試合をしている場面に切り替わる。
そんな光景をバックにナレーションがもしくは夢佳がこう説明する。
試合において、努力した時間は評価されない。ただ、確かに努力したという自信が強さになる。
夢佳「ここで、一本決めないと,,,,,」
眼前に立ちはだかるディフェンスに夢佳が真っ向から挑む瞬間、ふと考えてしまう。
夢佳[私はこの人より…..]
そしてシュートを外してしまい、傷心な面持ちの夢佳が考える。
夢佳[なんでもっと練習しなかったんだろう…何でもっとバスケに向き合わなかったんだろう…]
~そして、そこから、いろんな負の感情があふれる夢佳。試合も終わり、そんな不安定な状態でベッドうつ伏せになっている夢佳に夢佳の母が話しかける場面に切り替わる。
夢佳母「夢佳」
夢佳「何?今寝てたんだけど、」
夢佳母「ちょっと話があってね。」
夢佳母「あのね」
夢佳母「お母さんたち…..離婚することになったから」
ショックを受ける夢佳、すでに不安定な状態の夢佳にさらに追い打ちをかけられる。
夢佳「最強じゃなくなっちゃった」
夢佳母「え?」
そう言って夢佳は部屋から飛び出してしまう。
夢佳が家から飛び出して無心に走りながら心の中で叫ぶ
夢佳[助けて]
夢佳[私はあの頃みたいにバスケをしてたかった。]
夢佳[気づきたくないよ、たぶん私はもうバスケのことをそんなに好きじゃ…..]
~それに気付きかけてしまった場面で夢佳の回想が終わり、千夏と夢佳が話していた場面に戻る。
夢佳[苦しかった、私がどんどん後ろ向きになっていく中、ナツは前に進み続けてて…..]
夢佳[あの時、ナツのそばに居続けていたら、私はまたバスケを好きになれたのかな…..]
そう心の中で後悔の波が押し寄せて涙ぐむ夢佳。
すると汗だくで顔を真っ赤にした大喜が表れて夢佳の目の前にチケットを突きつける。
夢佳「え?」
大喜「ウィンターカップの千夏先輩の試合の…チケット!…夢佳さんにあげます!」
—————-以下感想
大喜が見に行かないんかい!ほんといい子,,,,,夢佳も大変だった…..
#90「1つのことだよ」
・憧れていたからこそ大貴と二人で”他のこと”で遊んでいたことがショックだった
・千夏が”他のこと”ではなくそういう人がいるから頑張れるんだ!と反論
大貴と松岡(いけ好かないイケメン)が千夏の試合のチケットを懸けてシャトルランシャトルランで先にへばった方が負けという対決が始まる。
松岡「足取り重くなってきたんじゃない?」
大貴「まだまだですよ!」
松岡「ねぇせっかくだしさ、この勝負に負けたらナツを諦めるってのはどう?」
いきなり、松岡が大貴にそう持ち掛ける。
すると大貴が
大貴「そんなの、のるわけないでしょ」
大貴「こんなことで諦めるような、想いじゃないんですよ!」
と一蹴
松岡「そっか」
松岡「けど、のらないにしても、ここで俺に負けるのはかなりダサいんじゃない?」
そういって二人のシャトルラン対決は続いていく。
場面が変わって歯科病院前での夢佳と千夏の会話になる~
千夏「何も言ってくれないよね」
千夏「ほかの高校行ったのってご両親のことがあったから?」
夢佳「関係ないよ」
千夏「そっか」
千夏「そういうこと、話してほしかった、だけど、友達だからって全部話してとは言えないし、夢佳の気持ちもわからない、夢佳の人生だもん」
千夏「仕方ないよね」
一瞬苦虫を嚙み潰す夢佳
すると夢佳がこう叫ぶ
夢佳「言えるわけないじゃん!」
夢佳「自分の弱いところ、特にナツには!」
夢佳「私はあんたの憧れの存在だったから!」
夢佳「勿論友達として楽しいときもたくさんあった、慕ってくれて、頼ってくれて、最初はそれが嬉しかった。」
夢佳「だけど、段々バスケへの熱が冷めていって,,,,,」
千夏「うそ,,,,,」
夢佳「嘘じゃないよ」
夢佳「私はそんなかっこいい人間じゃないんだよ、サボりたいとかしょっちゅう思って、バスケから逃げたくなって」
夢佳「だから、私にはむしろナツが憧れだった」
夢佳「やるべきことを黙々とこなすナツが眩しくて、対照的な自分が恥ずかしくて、嫌いになっていった,,,,,」
夢佳「そんなの、話せるわけないでしょ?」
夢佳「だからこそ、ショックだったんだよ、ナツが男子と二人で遊んでたの、私が敗北感を感じたナツはそういう人じゃないのに」
夢佳「”他のことに”は見向きもしないで、黙々と練習するそういう人だからっ—」
夢佳が言い終わる前に千夏が遮る。
千夏「ちがうよ」
千夏はこう続ける。
千夏「”他のことじゃない”私にとっては1つのことだよ」
千夏「夢佳が辞めて、一番の頼れる存在もいなくなって寂しかった。」
千夏「全国制覇は遠い目標で、この練習は本当に為になってるのか分からなくなる時、くじけそうなとき」
千夏「力をもらえる」
千夏「そういう人がいるから、頑張れることもある!」
千夏は夢佳をまっすぐ見つめてそう話した。
—————-以下感想
この青春はすべてが美しい。。。。
#89「夢佳って」
・夢佳の親が離婚したことをたまたま知ってなんで言わないねん!ってなって千夏怒る!
まだ静かな朝5時半。。。。
そこには大喜と大喜の母がいてお弁当の準備をしている。
そんなあくる朝の始まりに千夏が大喜に話しかける。
千夏「大喜君は朝練さぼりたいなって思ったことないの?」
大喜「もちろん、ありますよ。」
大喜「でも、そういう時は、ちょっと先の自分を想像してみるんです。すると大抵は二度寝したことを後悔して、ちょっとだけ自分のことをキライになってる気がする。」
大喜「そう思うと今日も起きられるですよ」
微笑む千夏
千夏「大喜君はまじめだなぁ」
大喜[先輩が言うかっ]
大喜[そんなことを聞くってことは先輩も休みたいって思うこともあるのかな?あるんだろうな、千夏先輩は努力し続けているけども、それはただ、目標があるからで、しんどくないわけじゃない。]
大喜[夢佳さんには千夏先輩の近くにいてほしかったな。](遠い目をする大喜)
場面変わって体育館~
なぁなぁ
男子バスケ部の監督がバト部のメンバーに声をかける。
監督「女子のウィンターカップ初戦のチケット、ほしい奴おらん?いけなくなったんだよね。」
それを横で聞いていた大喜
大喜「はいはいはいっ!俺ほしいです!」
監督「別にいいけど、」
それを渡そうとする監督
すると手が伸び横取りされる。
松岡「僕がもらうよ」
※松岡:ことあるごとに大貴にマウントを取る男子バスケ部のさわやかで、いけ好かないイケメン千夏をちょっと狙っている
大喜「絶対だめです!」
大喜[単純にこの人に千夏先輩に近づいてほしくないっ!!]
松岡「ならさ、勝負して決めようよ」
松岡「例えば、シャトルランで長く走れた方が勝ちで」
大喜「…..やりますよ!」
こうして松岡(いけ好かないイケメン)と大貴がシャトルランで勝負することが決まる。
場面変わって千夏が練習試合終わりに学校に戻ってくる場面に変わる~
そして、千夏が夢佳が働いている歯科クリニックの近くを通る。
千夏[ここって大貴君が通っている病院?]
すると、頼まれごとをされたであろう、夢佳がそこから出てくる。
夢佳「行ってきまー、、、」
目が合う千夏と夢佳
クリニックの人「後藤さん、あとついでに,,,,,」
間髪入れずに千夏が問いかける。
千夏「ごとう?」
千夏「夢佳って木戸じゃなかったっけ?」
問い詰める千夏
夢佳「中学卒業する時に、親が離婚したから。別に言うほど珍しいことじゃない…..」
言い終わる前に千夏が夢佳を睨みながらさらに問い詰める、
千夏「夢佳ってほんと何も話してくれないよね」
怒った表情のような千夏。
—————-以下感想
千夏さんが怒ったら怖い。。。
#88「このままじゃダメだよ」
・千夏がバスケ部員友達に”千夏みたいにたくさん練習できない!”と怒鳴られる,,,,,
前回、大喜と夢佳の意見が衝突して夢佳に頬をぶたれた大喜そのまま、言い争いは続く。
客観的に見ればいくらでも正論言えるよね,,,,
夢佳「その俺正しいですって顔,,,,腹立つ,,,,もうかかわることも無いんだしほっといてよ!」
大喜「最初に嫌な感じで絡んできたのは夢佳さんじゃないですか!」
夢佳「あれは全国制覇するとか言ったのに、遊んでるから」
大喜「練習だってちゃんとやってますよ!」
夢佳「前はもっとやってた!」
夢佳「人一倍練習したからこその実力なのに、遊んでいて上に行けるとは思えない」
——-そこでハッと何かに気づく大喜、、、、
大喜[それって千夏先輩のこと心配しているからじゃ,,,,,]
その後先生?に声をかけられる。どうかした?
夢佳「なんでもないです。。」
大喜[やっぱりこの二人,,,,,このままじゃダメだよ]
そう感じる大喜の描写。
大喜「はよー」
という生あくびをしながら、朝の猪股家に場面が変わる。
大喜母が弁当を作っている。
大喜「千夏先輩は?」
大喜母「先に行かせたわ、ウインターカップも近いんだし。お弁当届けてあげてよね。」
ファイトーという声出しが盛んに出ている体育館の場面に変わる。
大喜の友達「バスケ部大会近いんだってね。緊張感が伝わってくるよ。。。」
大喜「うん、わかるよ。」
そして、千夏にお弁当を部室の前において、届けてあげる大喜、お弁当の中にキットカットが入っているのに気づいて、微笑む千夏。
その後、千夏のバスケ部の練習風景が描写されていく。
千夏が同じバスケ部員の”祐奈”という人物に話しかける。
千夏「さっきのプレーなんだけど、、慌てる必要はないよ、祐奈は自分で決めに行ってもよかったかも、」
祐奈が追い詰められていくような顔をしていく。
千夏「練習だって、朝でも練習後でも付き合うよ」
祐奈「ごめん!わかっているから!実力不足ってことも!」
大きな声と強い剣幕でこう続ける
祐奈「だけど、みんなが皆、千夏みたいに努力できると思わないで!」
びっくりするように目を見開く千夏、その後すぐ自分の言ってしまったことに気づいて訂正する友達の祐奈
祐奈「ごめん、、、ちょっとテンパってて。。。」
千夏「ううん、私も完璧じゃないし、一緒にがんばろ。。。。」
そんな千夏は夢佳との思い出を思い出す。
夢佳「さぼりたいとか思わないの?」
千夏「だって私みんなより始めたの遅かったから、ほかのことしてられないよっ!」
夢佳「そう思っていても、やれるかは別だから。それができるのはナツの才能だね」
遠くを見つめる千夏
以上、次回乞うご期待
—————-以下感想
祐奈も頑張ってる。
#87「言い訳と正論」
千夏回想~
千夏がユメカに「キライダッタ」と言われる描写で千夏が夢から覚める。
~回想終了
”ガシャン”
という音から学校の体育館に場面が変わる。
いつもの体育館で千夏と猪股が熱心に練習している。
千夏[もっとうまくならないと,,,,もっと,,,,]
隣のコートでも大喜が一心不乱にバドミントンの練習に打ち込む。そんな光景を見る千夏。
千夏がそんな大喜を見てちょっかいを出す一幕がほほえましいw
場面が変わって大喜の下校している場面に切り替わり
夢佳と千夏の関係を思案しながら一人で下校する大喜
すると夢佳が小学生くらいの男の子と楽しそうにバスケをする光景を目撃してしまう、大喜。
その光景を見て大喜が一言
大喜「普通にバスケしてるんかい!」
それを見つけて夢佳が男の子に「今日は終わりね」と告げると男の子が「えー」と返す。
大喜「たまにやってるんですか?」
夢佳「遊びだから」
大喜「遊びでやるにしては勿体ないじゃないですか?みんな言っていましたよ夢佳さんは天才だって。」
そこから夢佳の部活に対する考えを大喜に説明する。簡単に言うと”世の中には自分よりすごい人はたくさんいる” ”部活をずっとやっていたって何も残らない” ”プロになれるわけでもない”
夢佳「それって頑張る必要ある?」
と大喜に説いてくる。するとすかさず大喜が反論する。
大喜「何の言い訳をしているんですか?」
大喜「そんなの最初からわかってたことじゃないですか、それでも目の前の一勝、一球を追うのが楽しいからやってたんじゃないですか?」
真剣な大喜,,,,プレーが不調、他人がどうとか、自分より上がいるなんて当たり前、けどそこじゃないでしょ!
と大喜が伝える。
挫折や逃避なだけなら勿体ない、、、そう夢佳に伝えているといきなり、夢佳が大喜を平手打ちするw
”パシンッ”
大喜[えぇーーー]
夢佳が泣きそうなのか、憤怒しているのか大喜を睨めつけてこう続ける。
夢佳「そりゃ、客観的に見ればいくらでも正論言えるよね」
大喜を睨みつける。
以上、次回乞うご期待
—————-以下感想
大喜の何の言い訳をしているんですかがよかったw
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