今回紹介するのは遠藤 浩輝さん作の「オールラウンダー廻」という作品の最後の結末はどうなるのか?
というテーマでまとめていこうと思います。
「オールラウンダー廻」という作品は格闘技の”修斗”を題材にした本格格闘漫画作品です。
別記事の読んだらケンカが強くなる漫画おすすめ6選!という記事内でも扱ったことのある作品なので興味があれば是非とも読んでみてください。
まず、この記事に流れた方々は「オールラウンダー廻」面白い!
でも、結末どうなるんだろう?なんか胸糞悪い最後だと嫌だなとか
ハマっちゃうけどこれ読みだしたら、気になりすぎて仕事できなくなるな、、、
とりあえず最終話の結末だけ先に知ってスッキリしようだとか。
そのような方達だと思いますので、目次の通り読者が気になるであろう要点をまとめてみました!
ちなみに。
ここからがっつり結末のネタバレしますので悪しからず!
読みたくない方はブラウザバックでお願いいたします!
最終回の舞台はどんな舞台?
出典:オールラウンダー廻13巻
舞台は全日本アマチュア修斗選手権という日本のアマチュア総合格闘家の甲子園みたいな大会が最終回の舞台となります。
そもそも主人公の廻はこの大会に出たいがために関西地方からエントリーして地道に努力を続けてきました。
なぜだか華がない格闘スタイルでも、高校生という若さでアマチュア格闘家の全日本選手権に出れる選手まで成長していったというのが本筋です。
もちろんライバルの山吹木 喬もものすごい怪物なんですが、廻もすごいですよね。
主人公の廻は何で勝てたのかわからんという、いまいち決まったフィニッシュが無いという悪く言うと器用貧乏な主人公と、左ミドルだけで試合を作れて、ほとんどKO勝ちで勝ち進む必殺技満載のライバルの喬という設定も面白い設定ですよね。
本大会は優勝を決めるためには4分1ラウンドの試合を四回も行わなければならないというハードスケジュールw
もちろん最終的には主人公と、ライバルが勝ち進み。
二人の優勝決定戦がラスト試合になります。
そこまでの試合内容も廻はギリギリな試合が多いのに、ライバルの喬は10秒ぐらいでKOか一本という試合内容w
この展開に作者の遠藤 浩輝さんはどんな意味を含めているのか考察するのも楽しいです。
主人公”高柳 廻”とライバル”山吹木 喬”は結局どっちが勝つ?
出典:オールラウンダー廻19巻
結論から言うと、、
主人公、高柳 廻がスリーパーホールドかけられて一本で負けますw
主人公が負けますw
出典:オールラウンダー廻19巻
なかなかないですよね。
最後のライバルとの試合で主人公が負けるというのも、、、、
ただ、主人公が負けて終わるから「なんだこの最終回!」みたいな憤慨というか悔いみたいな感情は起きないんですよね。
そもそもライバルと主人公が”格闘技”に対して感じている
もしくは捉えている、姿勢が全然違うんですよね。
廻はあくまでも趣味の延長線上、もしくは一生懸命やらないといけない部活動くらいに捉えているのに対して、喬は必ずプロになって今置かれている状況から絶対に抜け出してやる、だから絶対に負けられない、くらいに思っているんですよね。
簡単に言うと、廻の格闘技は趣味で、喬の格闘技は人生そのものという感じ。
喬の設定が主人公すぎますね。w
喬が試合中に廻との攻防戦の中で笑みを浮かべるシーンがあるんですが、試合後トレーナーに弱さが出たと指摘されますが、果たしてそれは弱さなのか?もしくは本当の意味では強さといえないのか?
とにかく色々考えさせられる最終試合でした。
最終戦を終えて廻と喬どうなるの?
そんな激闘を終えて二人の関係性はどうなるのか?
気になりますよね。
最後の二人が釣りをする場面が象徴的なので説明していきます。
ライバルの山吹木 喬は当然プロになります。
国内で無敗のまま北米に行って稼ぐそうです。
一方、先に記載している通り、主人公の高柳 廻はどうするのかというと
なんとプロになるそうです。
ただ、喬からは「お前にプロでやる理由があるのか?」と指摘されます。
そうすると廻は「楽しいから」と返します。
出典:オールラウンダー廻19巻
そしてこう続きます。
出典:オールラウンダー廻19巻
このシーンが本作の「オールラウンダー廻」という作品を最も象徴しているシーンだと思っています。
喬は廻の決意を聞いて怒るわけでも、馬鹿にするでもなく、あきれたように笑います。
まるでお前らしいとでも言うように。
二人が信じていた格闘技とは何か?何に役に立つのか?強いとはなにか?そんな答えなどわからないまま、お互いの格闘技への哲学と思想を共有して理解した瞬間だと思います。
良い最後だなぁ。
ヒロイン”神谷 真希”(マキちゃん)と廻の恋の行方はどうなる?
ここ重要ですよねw
ずっと作中の初期から神谷 真希ことマキちゃんは主人公の高柳 廻が好きだった。
廻自身もマキちゃんの恋心など全く気付かず、最終巻まで来ましたが、同じジム仲間の北村 勇大という登場人物が良い仕事しますw
出典:オールラウンダー廻19巻
やっと廻に教えたかぁ、、、、
という感じでした。
というか、気づけよ!というのは野暮ですね。漫画ではお約束ですね。
以下はマキちゃんを初めて恋愛対象であることを認識する、主人公の廻です。
出典:オールラウンダー廻19巻
その後、なんやかんや廻の中で考えた結果こうなります。
出典:オールラウンダー廻19巻
場面としては、告白するために廻を呼び出したマキちゃんが告白しようとしたら、カウンターで廻から告白された図です。
修斗の試合ではそこまでカウンター決める場面がなく、得意な方ではないと思っていたんですが、このカウンターは見事でしたね。
結果、マキちゃんと廻がハッピーエンドで終わってとても良かった。
ここは必ず回収してほしいと読んでいてずっと思っていましたから。
「オールラウンダー廻」を最後まで読んでの総評
むっちゃ面白かったです。
現代版の格闘技との向き合い方というか、そういうのを学べた気がします。
最終回は奇麗にまとまり、読後もいい作品だなぁと素直に思えますので、今読んでいる方読み始めた方達もそのまま最終巻まで読んでみてはいかがでしょうか?
また、修斗の試合描写が濃くて、なんで負けたのか勝ったのか、そこまでの努力はどう活きているのか?納得感と説得力がありますので、素直に修斗やってみたいと思わせてくれます。
以上。
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