どうも初めまして
僕は小中高とほとんどの時間を漫画を読むという事に費やしてきた現在三十代のしがない会社員です。
今でも暇を見つければいろんな漫画を読み漁っています。
そんな僕が今回読んだら絶対に陰鬱な気分になれる、胸糞悪い漫画を紹介いたします。
やはり漫画という表現方法ではたくさんの感情を表現することができます。
文章プラス絵なので一コマだけでセリフ以上の情報量がありますので、トラウマ物の名作もたくさんあります。
怖いもの見たさで人間の闇を見てみたいという方にはぜひともお勧めです。
合わせて読んだら今の人生がいかに恵まれたものなのか、
そして壊れるときは一瞬であるという事を考えさせられる作品群です。
タコピーの原罪
・それを見守りよくわからない精神性で暴走していく宇宙人が面白い!
・2巻完結なので途中でダレずにスパッと終わり内容が濃い!
この「タコピーの現在」という作品は最近までジャンププラスというWEBアプリで連載されておりました。
読んだときはかなり衝撃的な作品だったのですが、皆さんご存知でしょうか?
なぜなら、テーマとしてはいじめ、殺人、という思いテーマな上に、登場人物が小学生と宇宙人というかなりブットンだ設定とテーマなんですよね。
巻数としては2巻だけしかないので、スパッと読めてしまいますが、その分内容が濃いです。
簡単にあらすじを紹介します。
舞台は小学校でいじめっ子の女の子といじめられっ子の女の子がおります。
いじめられっ子の女の子はかなり過激ないじめを受けていて、精神的にパツパツの状態でした。
そんな時にタコ型の宇宙人タコピーに出合います。
タコピーはドラえもん的な秘密道具?を出してくれますが、なんやかんやあって、いじめられっ子の女の子を殺してしまいます。
いじめっ子はそれまでタコピーに全く心を開かなかったんですが、それを気に”ありがとう!魔法みたいだね!”と言って作中で一番の笑顔で笑います。
二人にはそれぞれそこに至るまでの背景があって、タコピーは何とかうまくやれないか?
二人にとって何が一番良かったのか、考えていくというのが本筋です。
いかがでしょうか?ざっくりとした説明ですが、なんだかやばそうですよね。。
気になった方は是非読んでみてください。
「子供を殺してください」という親たち
・鬱展開の描写は多いがそれでも立ち向かう様はある種冒険譚
・オムニバス形式で章立てで描かれているので読みやすい
知的障害、アルコール依存症、薬物依存症、鬱病、そんな社会的につらい境遇に置かれているに人達の苦悩と周りの人間の闇を表現していくというのが大筋です。
そんな子供を持つ親にもスポットを当てていきながら、その境遇に置かれている人たちに対する現在の保証はどんなものか?
親も子供も同じように年老いてその末にどんな最後が待っているか?
そんなどうしようもない人間と社会と世の中の闇を覗くことができる作品だと思います。
望んで子供を産んだはずなのに、いつからか子供を殺してくださいと言う親たちに変わるその理由は何なのか?
気になる方は読んでみてください。
少年のアビス
・とある田舎の閉塞感がすこぶる鬱!
・死というのが救いなのか絶望なのか考えさせてくれる作品
胸糞悪い展開がずっと続くで有名な現在も連載中の胸糞鬱展開満載の闇漫画です。
現在連載されている巻数まですべて読んでいますが、主人公にずっと救いがないんです。というか登場人物全員に救いがないです。
全員終始目が死んでいます。
舞台は閉鎖的な田舎町が舞台で、目の死んでいるイケメン高校生主人公を中心とした、人間関係が取り巻く闇を丁寧に描いています。
とにかく救いがないんですよね。書いててストーリ思い出して自分自身が鬱になってきました。
閉鎖的な田舎というのが舞台というのもあるかもしれませんが、堂々巡りの出口が見えない展開がずっと続いていきます。
ちなみにアビスとはどういう意味か皆さんご存知でしょうか?
abyss(アビス)とは深い闇、混沌、奈落の底という意味です。それの少年のですからね。
少年の深い闇だけではないんですよね。
登場人物全員の闇が織りなす人間模様、読んでたら鬱になること間違いないです。
生者の行進
・連続殺人犯をオカルト的能力で追い詰めるのは圧巻とハラハラドキドキ満載
・結果ハッピーエンド?見たくなるので安心して読める
すでに完結していて、連載はジャンププラスというWEBアプリで連載されておりました。ジャンル的にはホラーやオカルトという怖い系に属しております。
もちろん最後はハッピーエンドで終わるんですが、それまでの展開がずっと胸糞悪いんですよね。
でもめっちゃ面白いです。そしてめっちゃ怖いです。
若い女性ばかりを標的にするシリアルキラーに狙われた女子高生を幽霊が見える主人公が守るというのが本筋の物語り。
この漫画の魅力はしっかりと怖いというのが一番の魅力です。
幽霊の描写が怖い。すごく怖い。
シリアルキラーに狙われるだけでも怖いのに、幽霊にまで狙われる女の子は大変だなと読んでて思います。
幽霊も怖いんですが、人間も怖い。というか死んでいる幽霊よりも生きている残酷な人間のやることのほうがよっぽど怖い。
というのを表現しているのではないかと感じました。
ケーキの切れない非行少年たち
・この国でこの作品の登場人物達はどう生きるのか?考えさせてくれます
・果たしてこの作品は他人事で終わるか考えるべき!
「子供を殺してください」という親たちを書いている鈴木マサカズさんの別作品です。
これも読んでもしっかりと鬱になれます。
作品の舞台は少年院が舞台で、知的障害にいかないまでも境界知能の人達の物語りです。
彼らはこの社会は生きづらいたくさんの軋轢に苦しみながらそれでも生きていく人達の苦悩がとてもいい意味で鬱になれます。
職場や学校、恋愛、すべてが障害になってしまう、それでも生きていかなければいけない。
その様を見ていると胸が苦しくなります。
決して今の社会はこの「ケーキの切れない非行少年たち」に出てくる人達に対して手厚い支援ができているとは言えません。
もちろん鬱になれること必見ですが、知的障害や境界知能の方々に対してどんな体制を
日本がとっているかという深く考えさせられる作品だと思います。
罪と罰
・なんかそうなると結構鬱展開で良い!
・最初から最後まで隙が無く鬱!
胸糞悪いですね。展開がでもめっちゃ面白いです。
簡単に言うとドストエフスキーの罪と罰を現代を舞台にして再構成したものですね。
というか、ドストエフスキー読んだことないんですけど。
哲学的で救いがない感じがとても鬱になれますね。
簡単に冒頭のあらすじだけ説明します。
主人公は物書きで、イケメンなんですがめちゃくちゃ人見知りでニートです。
そんな主人公が女子高生の組織的に女子高生を商売にしているところを目撃してしまいます。
その組織の中心にいる人物が本当に胸糞悪いキャラクターで人を食い物にすることを全く気にしない最悪なやつです。
そいつに食い物にされている、おどおどした別の女子高生が頭の悪いゆえにずっと骨かカスになるほど食い物にされています。
おどおどしたやつを決して助けるために計画したわけではないのがポイントなんですが、そこは本編を読んでみてください。
その胸糞悪い方の女子高生を殺害計画を立てます。
一度は辞めようとしますが、実際に実行に移したんですがいろんな思想の展開があったのちにそこに居合わせた、おどおどした方の女子高生も殺害してしまいます。
これは予定外の出来事でそれも含めてそのあと罪の意識とその罰とは?というテーマをもとにお話し進んでいきます。
どうでしょうか?
めちゃくちゃ鬱展開ではないですか?
やはり文学的で思想と哲学がたくさん込められている作品です。
この記事を書く前にドストエフスキーのほうの「罪と罰」のあらすじを少し調べたんですが、話しの大筋は同じでした。
ドストエフスキーの「罪と罰」を現代社会の闇を舞台に再構成したらこんな風になるんだなと
いろいろ感がさせらる作品でした。
是非読んでみてください。
ハッピーシュガーライフ
・歪んだ愛情とそれを取りまくサイコ野郎がいい味出してます
・というか登場人物全員どこかヤバイw
主人公の女子高生のさとうちゃんはちょっとイッてるけどかわいい女の子。
でも笑顔は死んでて目がイッテルw
この「ハッピーシュガーライフ」という作品で一番重要な登場人物がシオという小さな女の子
さとうちゃんはかなりサイコパスで愛を知らない女の子で、シオちゃんという無垢で純真な女の子を拾って初めて愛という感情を知るというところから始まります。
シオちゃんを中心にして、よくわかんない変態が作品の脇を務めます。
とにかくサイコパスなんですけど、なんでそうなる?という展開がとても鬱です。
そしてさとうちゃんの思考世界がとても鬱です。
でも一貫して純愛なんですよね。
純愛と猟奇の二面性がこの作品のテーマでしょうね。
気になった方は是非読んでみてください。
撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~
・最後はすこぶる爽快で終われるのでスッキリする
・主人公が金属バットで暴れる描写は爽快
簡単にこの「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」という作品を表現するタイトル通りですね。
たくさんの種類の性犯罪者たちをハニートラップと金属バットで成敗していくという本当にシンプルですけど、痛快ですね。
そして何が鬱漫画になるのかというと、マジで気持ち悪い性犯罪のオンパレードで本当に胸糞悪いです。
勧善懲悪でなかったら読んでられなかったですね。
犯罪を性犯罪だけに絞るとこんなに嫌悪感が増すのかと思うと本当に胸糞悪いです。
東京貧困女子
・今現在かなりマヒしているがこれが横行しているのはヤバイとわかる漫画
・とりあえず出てくる女性は自分を売ります
タイトルからわかる通りとにかく胸糞悪いですよ。
ただ、一番これが胸糞悪い点が結構これがこの時代のリアルだという事、
この「東京貧困女子」というのはオムニバス形式で作品が進められていき、そのタイトルの通り、色々なケースの東京で消耗している女の子たちが紹介されていきます。
この作品漫画喫茶で読んでいたんですが、あまりにリアルで胸糞悪すぎて、最後まで読めませんでした。
それくらいリアルですし、胸糞悪いです。
怖いもの見たさで読んでみるのはありだと思います。
基本的に色々な理由で貧困になり、首が回らなくなって、自分の身体で商売を始めるというのが大多数とのことです。
嫌な気分になりたい方は是非!
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