はじめに「ハイキュー!!」というバレー漫画を知っているでしょうか?
先に公式のリンクを張っておきます。
週刊少年ジャンプに連載中のバレー漫画なんですが、まぁかなり有名の部類の漫画ですよね。作者、古舘春一さんの渾身のバレー漫画なんですが、小説化、アニメ化など各メディア化されているんですが。皆さん、名前は知ってるし見たことも多い方が多いとは思うんですけど。
数年前に完結された漫画になりますが、総評としてかなり完成度の高い漫画だと思います。
ちなみに途中まで読んでいても、いつ読んでもどこかしらと対戦してていつ読んでみても、絵があまり変わらないのでよく分かっていない方も多いのでは無いでしょうか?
僕は毎週月曜日の週刊少年ジャンプを毎週を読んでいて、他の掲載作品に比べてもレベルが高い作品だと思います。
たくさんの魅力的なキャラに加えて、胸が熱くなるようなセリフのオンパレードそして、全力をすべて使い果たすような試合の数々がとにかくこの漫画の魅力的な作品だと思います。
そんな「ハイキュー!!」を今回は読みどころと感想を自分なりにまとめて見たので読んでいってくれたら嬉しいです。
加えて、今の週刊少年ジャンプの連載の中でポスト「ハイキュー!!」に変わる作品があるのか?というのも最後に紹介いたします。
「ハイキュー!!」の魅力と読みどころについて紹介します。
上の項でも触れましたが、熱い言葉のオンパレードがやはり、スポ根漫画の醍醐味だと思うんすけど、「ハイキュー!!」はそれが図抜けて優れています。
スポ根漫画の醍醐味というのはこの作品のように、この競技をやってみたいと思わせるのが一番の魅力といるでしょう。
作者もインタビューで、派手な必殺技があるようなスポーツ漫画はやはり憧れると言っていましたが、僕はそんな展開にしなくても、ちゃんと面白い「ハイキュー」のような王道のスポーツ漫画はジャンプでは本当に久しぶりなので、是非皆さんに最初から最後まで読んで見てほしい限りです。
もちろん、腐女子好みな漫画であることはわかりますが、
それを差し引いても、面白いです。
日向と影山の必殺技「変人速攻」について
高校生くらいの子供たちが嘘みたいな必殺技を出さない、現実離れしている要素は日向と影山の変人速攻と言われる必殺技のみです。
この変人速攻というのは主人公の日向と影山だけが使える、必殺のスパイクで、確かに現実世界では実現不可能なことではあるんですが、現実離れと言ってもリアルなんですよね。
実際に作中でも攻略されて封じられてしまったりしまいます。
これがまた「ハイキュー!!」の読みどころなんですが。
それもそのはずでなんだか理論はしっかりしているし、めちゃく上手い人ならできそうくらいなレベルです。
前の記事にも書きましたが、「そのスポーツをやってみたい」だったり、「こんなにこのスポーツは奥が深い」のかという感動が、必ずスポーツ漫画には必要だと思います。
その建付けがしっかりとしていて、なおかつたくさん魅力的なキャラ成長していく過程が一番の魅力ですね。
同じくバレー漫画で面白い「神様のバレー」というマンガについて
ここで一つ「ハイキュー!!」以外の作品を紹介したいんですが、最近読んだんですが「神様のバレー」も同じく面白いです。
なぜ今、このタイミングで紹介するのかというとこの「神様のバレー」という作品も「ハイキュー!!」と同じように「こんなにこのスポーツは奥が深い」のかという感動を読み手に共有させることができる作品だからです。
バレーとはこんなにも知的で戦略的なスポーツなのかと驚きました。
この「神様のバレー」という漫画を簡単に紹介すると名将と言われる監督の指導の下バレーがどんどんうまくなっていくというのが本筋になります。
かなり大雑把な紹介になるんですが、バレーというスポーツが奥が深いということを楽しめるとてもいい漫画ですので、この作品もぜひ読んで見てくれたらうれしいです。
以下に公式のリンクを張っておきます。
確かに、めちゃくちゃな必殺技がなければ絵的にどうしても地味になるというのはその通りなのでしょうが、何かに打ち込むというのは何もなかったチームに一つ一つ努力して、少しづつ強くなっていく過程は見ていて涙がこみ上げるほど訴えかけるものがありませんでしょうか?
「ハイキュー!!」屈指の名シーンについて紹介
2019/09/21(土)発売の週刊少年ジャンプでの場面なんですが「現・小さな巨人」星海光来がいる鴎台高校と対戦途中で日向が音駒戦からフルパワーだったので、ガス欠で発熱して試合できなくなってしまいました。ここでの一幕がすごく泣けたのでちょっと紹介しますね。
もちろん、日向はどこも怪我なんかしていないのに試合を降ろされたくなくてダダをこねるんですけど、それでも、烏野高校男子バレー部顧問兼監督「武田先生」は、日向を試合に出すことはできないんです。
武田先生として、そして、日向の身を第一に考えているため、
それでも日向は出るというから、先生は以下のように諭します。
あなたは、これから身長が伸びるかもしれませんが、それでもバレーを続けていく限りずっと「小さい」でしょう。
それでも、続けていくというのなら、あなたはチャンスの最前線にいなければなりません。
ですから、ここは飯食べて寝ましょう。というようなセリフがあるんですが。
日向の悔しさと武田先生のやさしさとがよく表されているセリフですし「ハイキュー!!」の屈指の名場面です。
ここから読み取れるに、日向君あなたはバレーを続けていくべき人間だ、そして、続けていく限り、
「小さい」ということはとても、ハンデになるでしょう。
でもチャンスは必ずある、ならば、そのチャンスを少しでも取り逃がしてしまうような行為はダメだという、心情が読み取れます。
「ハイキュー!!」は全45巻ずっと面白い!
「ハイキュー!!」は2012年に1巻が発売されて2020年11月に最終巻となる45巻が発売されており。
素晴らしいラストで幕を引いております。
45巻というと漫画の中では長編に記されているものだと思うのですが、この全巻総じていわゆるダレる展開がないのも「ハイキュー!!」の魅力の一つです。
同じようなスポーツを題材にする作品群は週刊少年マガジンのほうが得意なんですが、いわゆる定番と言われるスポーツ漫画がアンケート至上主義の週刊少年ジャンプでここまで評価されて、様々なメディア化が行われて、一つの看板作品になることはとてつもない偉業なのだと今になって思います。
それはひとえに全45巻すべてにスキがなく、途中から読み始めたとしてもファンを取り込めることができる「ハイキュー!!」の魅力の一言なんです。
骨太なスポーツ漫画はジャンプではあまり受け入れられないジャンルがここまで看板作品になった実績こそが面白さの証なんです。
週刊少年ジャンプではじめの一歩やイヤのAなど長編スポ根は「ハイキュー!!」以外に他に何を思い浮かべますでしょうか?
僕はスラムダンクまで遡らなければ思いつきません。
それほど、スポ根漫画が週刊少年ジャンプで生き残るのが難しいのです。
現在の週刊少年ジャンプでのポスト「ハイキュー!!」はどの作品になるのか?
今2021年5月7日現在で同じくスポーツを題材にしている、新連載として「クーロンズ・ボール・パレード」という野球漫画が連載されております。
いわゆるスポ根系の漫画になるんですが、是非ともポスト「ハイキュー!!」のポジションで活躍してほしいです。
ですが、2021年21・22合併号の週刊少年ジャンプの掲載順では後ろから数えて4番目なので、なかなか難航しているようです。
「クーロンズ・ボール・パレード」という作品は2021年11月に連載をスタートして現在も毎週楽しく読ませていただいておりますが、
正直今のままだと打ち切りになってしまう掲載順では無いかなと感じています。
絵はすごくうまいですし、迫力がある試合の演出も見事です。
これから先もたくさんのキャラクターが出てくるでしょうし、魅力ある掛け合いもこれから出てくるでしょう。
ですが、試合が実際にしてみたいと思えるような熱量が少ないような気がします。
簡単にあらすじを書きますと、野球で有名な学校にメガネで頭脳派の小さな主人公の捕手がその学校の実力テストを受けるんですが、落ちてしまって
途方にくれていたところに、明るめの性格のもうひとりの主人公が俺が投げるということで、その捕手を誘って、野球部がない学校に入学して一人ずつ強い選手を揃えていくというのが、最初の物語りです。
上に書きましたが、試合まで始まるのが遅くあと一人ずつ選手を誘っていくというのがなんとなくテンポが遅く感じてしまいます。
また、今回の記事で触れたように野球というのは面白くて、野球がやりたくなるよう場面があまり感じられないのも、ネックになるのかなと思いました。
それとジャンルが野球というのも難しいです。
散々やり尽くされたジャンルですし、名作がいくつもできている中、この時代らしい”高校野球がテーマの漫画”は王道の展開だけではフックや目新しさが無いと生き残れないのかなと思います。
正直ここから巻き返すのは難しそうですが、この先どう巻き返そうとするのか楽しみです。
来週の月曜日も週刊少年ジャンプが楽しみでありますように、今の生活を頑張っていきましょう。
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